ビタミンB1とはの〜う
ビタミンB1とはの〜う、物質名はチアミンじゃの〜う。
糖からエネルギーを得る過程で関係たしているんじゃが、特にグルコースの代謝に重要な役割をしているんじゃの〜う。
ビタミンB1はの〜う、小腸で吸収されて
「チアミンピロリン酸」(TPP)となって肝臓から各臓器に運ばれての〜う、細胞内のミトコンドリアに入っていくんじゃ。
そこで、エネルギーが産出される過程で重要な役割をするんじゃの〜う。
エネルギー産出過程はどこかで説明しようと思うから、あまり詳しく触れないがの〜う、
グルコースは、無酸素運動で使われる解糖系と呼ばれる過程でエネルギーを産出して、ピルビン酸になり、アセチルCoAという物質に変換されて、その後有酸素系エネルギーのクエン酸回路と呼ばれるTCAサイクルに入ってたくさんのATPエネルギーを作り出すんじゃの〜う。
ピルビン酸からアセチルCoAの変換される時に、ビタミンB1が不足するとの〜う。
たいへんなことになるんじゃ。
ビタミンB1が不足すると、グルコースからピルビン酸までしか変換されず、TCAサイクルに入ることができなくなってしまうんじゃ。
そうなると、ATPが産出されずに
1 エネルギーをたくさん使う臓器に障害が生じる
2 ピルビン酸が乳酸に変換されて蓄積してしまい、代謝に悪 影響を及ぼす
1についてはの〜う、神経症状と筋肉の異常、特に心筋の異常、心不全の症状が現れる場合があるんじゃの〜う。
2についてじゃが、「乳酸アシドーシス」を引き起こし、脳症や心臓病を悪化させ、死亡の原因になる場合があるんじゃの〜う。
乳酸アシドーシスとはの〜う、高カロリーの輸液を行ったりしたときに、ビタミンB1も一緒に補給しないでおくと、乳酸が体内にたまってしまうことなんじゃ、それが原因で心不全などを起こしてしまうんじゃの〜う。
とても怖いんじゃの〜う。
気をつけてくれの〜う。