だらりさんの五つ星ライフ

ビタミンB1とはの〜う


 ビタミンB1とはの〜う、物質名はチアミンじゃの〜う。
 糖からエネルギーを得る過程で関係たしているんじゃが、特にグルコースの代謝に重要な役割をしているんじゃの〜う。

 ビタミンB1はの〜う、小腸で吸収されて
 「チアミンピロリン酸」(TPP)となって肝臓から各臓器に運ばれての〜う、細胞内のミトコンドリアに入っていくんじゃ。


 そこで、エネルギーが産出される過程で重要な役割をするんじゃの〜う。

 エネルギー産出過程はどこかで説明しようと思うから、あまり詳しく触れないがの〜う、

 グルコースは、無酸素運動で使われる解糖系と呼ばれる過程でエネルギーを産出して、ピルビン酸になり、アセチルCoAという物質に変換されて、その後有酸素系エネルギーのクエン酸回路と呼ばれるTCAサイクルに入ってたくさんのATPエネルギーを作り出すんじゃの〜う。

ピルビン酸からアセチルCoAの変換される時に、ビタミンB1が不足するとの〜う。

たいへんなことになるんじゃ。

ビタミンB1が不足すると、グルコースからピルビン酸までしか変換されず、TCAサイクルに入ることができなくなってしまうんじゃ。

そうなると、ATPが産出されずに
 1 エネルギーをたくさん使う臓器に障害が生じる

 2 ピルビン酸が乳酸に変換されて蓄積してしまい、代謝に悪   影響を及ぼす

 1についてはの〜う、神経症状と筋肉の異常、特に心筋の異常、心不全の症状が現れる場合があるんじゃの〜う。

 2についてじゃが、「乳酸アシドーシス」を引き起こし、脳症や心臓病を悪化させ、死亡の原因になる場合があるんじゃの〜う。

 乳酸アシドーシスとはの〜う、高カロリーの輸液を行ったりしたときに、ビタミンB1も一緒に補給しないでおくと、乳酸が体内にたまってしまうことなんじゃ、それが原因で心不全などを起こしてしまうんじゃの〜う。
 とても怖いんじゃの〜う。
 気をつけてくれの〜う。