もう一度、n-3系多価不飽和脂肪酸じゃ

　お魚をたくさん食べる人はの～う、心筋梗塞になんりにくいんじゃの～う。

　その理由は、脂肪酸が生理活性物質の原料となって働く作用があるからなんじゃの～う。
　難しい話なんじゃが、アディポサイトカインのようなものだとおもってくれればええの～う。
　n-3系多価不飽和脂肪酸が善玉的な役割をするからなんじゃの～う。

　不飽和脂肪酸は、細胞膜の原料にもなっているんじゃが、
　細胞膜には、n-6系の「アラキド酸」とn-3系の「EPA(エイコサペンタエン酸)」が存在しているんじゃ。

　細胞にある特定の刺激が加わるとの～う、
　その脂肪酸が切り出されて

　プロスタグランディン　と　ロイコトリエン　という生理活性物質ができて、体に作用するんじゃの～う。

　その作用の中で、血管弛緩作用と血小板凝集作用が心筋梗塞に影響を及ぼしているんじゃの～う。

アラキドン酸で作られるよりもEPAで作られるプロスタグランディン等の方が作用が小さいんじゃの～う。

また、ロイコトリエンも同じように炎症作用が小さくなるためにアトピー皮膚炎に効果があるんじゃの～う。